九博で開催中の特別展に行きました。
いつものように太宰府天満宮側からエスカレーターで上り、トンネルを抜けると・・・
ん?
ちょっとびっくり。
スターティングゲートがお出迎え。
さらにエントランスホールにこんなモノが・・・
ディープインパクトのパドック風景だそうです。
好きな方は喜ばれたでしょう。
それでは本展の感想です。
まとめきれないので、印象に残ったモノについて箇条書きにします。
その1 歴史を変えたハミ?
ハミの発明によって、馬と人間の歴史が変わったということでした。
↓
その2 燕という国
真ん中に高開土王碑の拓本が展示されていました。
あいかわらずの大きさです。
↓
碑文の中の、馬に関する記述がピックアップされてました。
馬をキーワードにこのあたりの歴史を見るとは思いつきませんでした。
視点を変えるとまた違ったモノが見えてきます。
同じコーナーに馬の流れを説明した地図がありましたけど、歴史を馬の流れで考えたことがなかったのですごく面白かったです。
三燕の重要性が一目瞭然でした。三燕がポイントとは知りませんでした。
(三燕と書いてあったと思いますが、もしかしたら燕か前燕だったかも。)
「アジアを駆けた二千年」というタイトルですが、扱ってる範囲は東北部が中心のようです。
西や中央はあまりなかったようです。
古墳時代の馬や馬具がどこから来たのかがメインだからなのでしょうね。
その3 鞍作止利
展示品の中で、とても心惹かれたのがコレ。
花がモチーフですごくかわいらしい。
仏教の伝来と共に、富や権力の象徴だった馬が取って代わられ、それに伴って馬具職人が仏具を作るようになったそうなのです。
で、仏教のモチーフが馬具に取り入れられるようになり、このような飾りが生まれたんだそう。
そのあたりの説明がこちら。
↓
馬具職人から仏具職人になった代表的な例が、法隆寺の釈迦三尊像などを作った止利仏師とのこと。
なるほど、「鞍作止利(くらつくりのとり)」ですもんね。
そう言う名前だったんだ!と初めて知りました。
でもなんというか、もともと両者はその前からとても近いところにいたのではないかという気がしました。
単に「馬具職人が仏具を作った」のではなく、元々信仰を持っていた人たちだったのではないかと。
馬と一緒に渡来した職人さん達のルーツを辿ればなおさら。
その4 俑と埴輪
俑と埴輪の情報量を改めて思いました。
そして、とてもわかりやすい。
馬具がどんな風に馬に着けられてたか、この展示でもある程度わかりますが、
↓
(ちなみにこれは、現存する中で中国最古の騎乗用馬具だそうです。)
この埴輪だと一目瞭然。
↓
鏡板や杏葉や鐙など。
ドレスアップされたたてがみと尻尾。
ホントに細かくて見ていて飽きませんでした。
夜になって動きだしたという話があるのもわかるような気がします。
↓
(このはにわの絵本のキャラがまた可愛いんですよねー。)
話は変わりまして。
トピック展示「湖の国の名宝」展で、今回個人的に見たかったモノがあるのでご紹介。
それは透かし彫りの華籠。
とても美しかったです。
画像がないのでかわりに載っているurlを貼っておきます。
http://www.city.nagahama.shiga.jp/section/bunkazai/sitei/zinsyouzi/kego.html
実はわたし、以前琵琶湖文化館のすぐ近くまで行った時に、時間がなくて見逃しまして。
またいけばいいと思っていたら、翌年休館に。
博物館というものをちょっと考えさせられる展示でもありました。
会期も残り少なくなりましたけれど、時間がある方は是非見に行かれて下さい。
空也上人像(六波羅蜜寺のより好きかも)や、木造の薬師如来坐像、紺地に金で書かれた経文などなど、いいものがたくさんありました。
琵琶湖の写真パネルもムード満点で、私は人麻呂が詠んだ近江の気分に浸れましたよ。
特別展に関連して、館外には本物のお馬さん達もいました。
きっと夏休み中の子ども達も楽しめるでしょう。
いつものように太宰府天満宮側からエスカレーターで上り、トンネルを抜けると・・・
ん?
ちょっとびっくり。
スターティングゲートがお出迎え。
さらにエントランスホールにこんなモノが・・・
ディープインパクトのパドック風景だそうです。
好きな方は喜ばれたでしょう。
それでは本展の感想です。
まとめきれないので、印象に残ったモノについて箇条書きにします。
画像は、ぶろぐるぽにエントリーすることで博物館から提供していただいたものです。
その1 歴史を変えたハミ?
ハミの発明によって、馬と人間の歴史が変わったということでした。
↓
その2 燕という国
真ん中に高開土王碑の拓本が展示されていました。
あいかわらずの大きさです。
↓
碑文の中の、馬に関する記述がピックアップされてました。
馬をキーワードにこのあたりの歴史を見るとは思いつきませんでした。
視点を変えるとまた違ったモノが見えてきます。
同じコーナーに馬の流れを説明した地図がありましたけど、歴史を馬の流れで考えたことがなかったのですごく面白かったです。
三燕の重要性が一目瞭然でした。三燕がポイントとは知りませんでした。
(三燕と書いてあったと思いますが、もしかしたら燕か前燕だったかも。)
「アジアを駆けた二千年」というタイトルですが、扱ってる範囲は東北部が中心のようです。
西や中央はあまりなかったようです。
古墳時代の馬や馬具がどこから来たのかがメインだからなのでしょうね。
その3 鞍作止利
展示品の中で、とても心惹かれたのがコレ。
花がモチーフですごくかわいらしい。
仏教の伝来と共に、富や権力の象徴だった馬が取って代わられ、それに伴って馬具職人が仏具を作るようになったそうなのです。
で、仏教のモチーフが馬具に取り入れられるようになり、このような飾りが生まれたんだそう。
そのあたりの説明がこちら。
↓
馬具職人から仏具職人になった代表的な例が、法隆寺の釈迦三尊像などを作った止利仏師とのこと。
なるほど、「鞍作止利(くらつくりのとり)」ですもんね。
そう言う名前だったんだ!と初めて知りました。
でもなんというか、もともと両者はその前からとても近いところにいたのではないかという気がしました。
単に「馬具職人が仏具を作った」のではなく、元々信仰を持っていた人たちだったのではないかと。
馬と一緒に渡来した職人さん達のルーツを辿ればなおさら。
その4 俑と埴輪
俑と埴輪の情報量を改めて思いました。
そして、とてもわかりやすい。
馬具がどんな風に馬に着けられてたか、この展示でもある程度わかりますが、
↓
(ちなみにこれは、現存する中で中国最古の騎乗用馬具だそうです。)
この埴輪だと一目瞭然。
↓
鏡板や杏葉や鐙など。
ドレスアップされたたてがみと尻尾。
ホントに細かくて見ていて飽きませんでした。
夜になって動きだしたという話があるのもわかるような気がします。
↓
(このはにわの絵本のキャラがまた可愛いんですよねー。)
話は変わりまして。
トピック展示「湖の国の名宝」展で、今回個人的に見たかったモノがあるのでご紹介。
それは透かし彫りの華籠。
とても美しかったです。
画像がないのでかわりに載っているurlを貼っておきます。
http://www.city.nagahama.shiga.jp/section/bunkazai/sitei/zinsyouzi/kego.html
実はわたし、以前琵琶湖文化館のすぐ近くまで行った時に、時間がなくて見逃しまして。
またいけばいいと思っていたら、翌年休館に。
博物館というものをちょっと考えさせられる展示でもありました。
会期も残り少なくなりましたけれど、時間がある方は是非見に行かれて下さい。
空也上人像(六波羅蜜寺のより好きかも)や、木造の薬師如来坐像、紺地に金で書かれた経文などなど、いいものがたくさんありました。
琵琶湖の写真パネルもムード満点で、私は人麻呂が詠んだ近江の気分に浸れましたよ。
特別展に関連して、館外には本物のお馬さん達もいました。
きっと夏休み中の子ども達も楽しめるでしょう。
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| Museum::九州国立博物館 |2010年8月23日({XT_LOG_JDAY})| comments (0) |
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